Abbey Road

Abbey Roadと聞いただけでぞくっとする方は少なくないはず。ロンドンのストリート名でありますが、言わずとしれたビートルズの最終録音アルバムのタイトルでもあり録音スタジオの場所です。ただし今回は六本木にあるライブハウスのこと。ここではビートルズのコピーバンドの演奏、歌唱がきけます。先日3年ぶり位に友人に誘われて行ってきました。筆者も当時はビートルズにのめり込み、アルバムで言うとマジカルミステリィツアー、ホワイトアルバム、イエローサブマリン、ヘイジュード、レットイットビー、そしてアビーロードはリアルタイムで買って聴いて感動してました(えっへん、リアルタイムですぞ)。

以前から音楽は好きでしたが彼らの音楽は新鮮というよりショックでしたね。ジョンとジョージは天国ですがポールは他のメンバーの分まで現役で頑張ってます(リンゴは何してるかな)。

本題の六本木アビーロードでは新生パロッツ(写真)のライブ。演目は初期のI saw her standing there, She loves you. I feel fineなど、中期はHello Good-by, Lady Madonnaなど、後期はBirthday, Hey Bulldog, Something, Let it Beなど。どれも演奏は上手で音響も良くほぼ完ぺきなコピー。さながらビートルズが蘇った様!と言いたい所ですが、やはり声質まではね。マニアはレコードの隅々まで何百回と聞いて頭の奥に刻まれていますからどうしても細部を比較してしまうのです。さらに商売がら、音響だとか音楽の構成だとか理屈で聴くもんだから、一緒の友人からは「ノリが足りない!」と叱れました(ボーと聴いていた訳ではありません)。

 

そしてオーディオとしてはいかがか?ビートルズのレコードは当時の録音技術を駆使し、斬新な試みを次々にしていきましたが多重録音、フィードバック、効果音がメインで音質そのものより再生した際にはっきりしゃきり勢い良く彼らの特徴を活かす方向ですので、余韻とか音色自体は凝ってはいません。なので再生装置の質は中位で十分というか、高級オーディオではかえって多重録音が耳につくかもしれません。某有名オーディオ雑誌でもビートルズとオーディオなる連載記事が始まったと思い期待したら1回で終わったこともありました。なのでオーディオマニアは少ない様に感じます。ただしここで宣伝ですが(笑)、真空管アンプでレコードを聴くのが理想で、当時の感動が再現されると申し上げておきたいと思います。なにせギターアンプ、録音機材、モニター機材の全てが真空管式でしたから♪!アビーロードスタジオのモニタースピーカーであったアルテック銀箱で聴けばさらに気分は盛り上がります。

それでは皆様、良いお年を!