5月の試聴会と次回予定

昨5/12に5月の定例試聴会を開催しました。(いつも「ブログには何時でるの?」と急かされますが、今回はなんと翌朝です!)

冗談はさておき店頭の小さなバラやハーブも咲いてお客様をお迎え。

センター試聴コーナーは各種アンプをスピーカーを切替えてご試聴いただけますが、お客様のリクエストでミンダのASC-3023BA(2A3付)とASC-1215KT(KT120andKT150)でジャズを聴いていただきました。ソースには以下の写真にもありますキャノンボールアダレイ、アートブレイキーとジャズメッセンジャーズなど。

3023BA(2A3)は美しく端正な音色が特徴ですが自然かつ充実した音色で、演奏開始すぐに「まるでレコードで聴いているようですね」などのお声が聴かれました。サックスの音色に艶があり、ドラム、シンバルの音も心地良いです。次にアンプをパワフルな1215KTに替えて同じソースで聴きましたが、KT120では特に中域が厚くジャズの熱気、醍醐味が味わえジャズのお好きな方にはグッとくる音色です。KT150に差替えますとさらに低域が広がり音場も広がりジャズよりフルオーストラなど雄大な表現に最適な音色になることを感じていただけました。本機は1台で2度美味しいアンプと言えます(何度でも味わっていただけますが)。スピーカーは最初はアルテック銀箱でしたがJBLにしますとJBLオーナーの方からは「やはりジャズの熱気が出ますね」と好評でした。

メイン試聴室ですが常設のASC-845Jマルチアンプ構成ですがプリアンプにART-PREⅦ(セブン)を使用して聴いて頂きました。ソースにはお客様ご持参の寺村容子ピアノトリオを中心に女性ボーカルではサラボーン、男性ボーカルのスティング、室内楽曲ではバッハのブランデンブルグ第6番、フュージョンジャズではウェザーリポートを聴いて頂きました。特にピアノ特有の微妙な響板の不協和音や原寸大の音場を再現するのは、かなり難度が高いのですが、今回のソースは寺島氏のレコードだけあってごりごりしたベースやバシッとしたドラムスの録音がジャズの美味しい所を押さえている上、レトロ感のある潤いと憂いのある音楽で、お客様と一緒に聞き惚れてしまいました。特にダニーボーイとバーボン通りの月は感動的でした。

次回は6月9日を予定していますので皆様のお越しを楽しみにしております。