8.12定期試聴会の様子と次回予定(9.9)

8月の定期試聴会を開催しました。お盆の時期でしたが初めてのお客様もお迎えし、いつもどおり音楽談義、オーディオ談義、その他(タレント裏話など)で楽しい時間を過ごしていただけたと思います。

 

今回の目玉はメインシステムに導入した真空管式プリアンプ。常設のASC-845J(当店専売機種)マルチアンプと組合せ。これまではプリ無しでバランスを取っていましたが、やはり鮮烈で艶と伸び、広がりと余韻ある響きが増して居場所や環境を忘れて音楽に没頭できると好評でした。

 本機は米国ウェスタンエレクトリック社の電源とケーブル、6j5グリットチョーク、古典管37ドライブなどヴィンテージ部品、東京高音のアッテネター等で構成した極上品です。(限定数量販売予定、カスタム品も承ります)。随時事前予約でご試聴できます。

 

センター試聴室ではYarland TJ300B/2A3-S2アンプを300Bでご試聴いただきました。やはり真空管式プリアンプを介して常設のアルティック銀箱で聴いていただきました。なおCDプレイヤーは両試聴室とも真空管式ASC-1420CD。こちらも300Bの繊細で豊かな響きを楽しんでいただけました。ここでは比較的小型のスピーカーとの相性も考慮した構成にしていますが、今回はお客様の持参された12cmシングルコーンのキュービック形状の小型スピーカーでも再生し、その大きさからは想像できないほどの広がりと伸びのある音楽が楽しめました。真空管アンプではある程度以上の能率の良いスピーカーであれば小型スピーカーでも豊かで充実した音、小音量でも音痩せしない音が十分に楽しめます。

音源には女性ボーカルではヘレンメリル、サリナジョーンズ、アニタオディ、金子由香利、バネッサウィリアムス、クラシックはバッハのパッサカリアとフーガ、グリークのホルベルク組曲、レスピーギのリュートのための古風な舞曲とアリア、ラベルのピアノ曲、男性ボーカルではジェイムステイラー、スティングなどでそれぞれ特徴ある音楽を聴いて頂きました。後から考えると今回はジャズが不足していましたが、もちろんジャズの熱気もバッチリです。次回は9月9日13時からですので是非おこしください。随時のご試聴も承っております。