定期試聴会7.8の様子と次回8.12予定

7.8(土)に定期試聴会を開催しました。今回はリピーターのお二人様が参加され時間を延長してゆっくり楽しんでいただけました。いつものようにまずはセンター試聴室で美しい木目フロントパネルのYarlandの2A3シングルアンプをメインに、後方に少し写っています真空管式プリアンプ(ラインアンプ)と組み合わせてお聴きいただきました。CDPは真空管式ASC-1420CD, SPはアルテック銀箱を使用。出力管2A3の特徴は端正な音の佇まいにありますが、シングルアンプではその特徴が生かされて脚色の少ないリアルで艶のある音に感じられます。さらにプリを介しますと一層充実感のあるものとなり、ご試聴でもその差異を感じていただけました。このプリアンプは試作機で近日発売で進めておりますが(15~35万円を予定)、一聴してその価値がご理解いただけたと思います。

 

奥のメイン試聴室では常設のASC-845Jのバイアンプ、CDPはASC-1420CD,DACはDAC-K9の組合せでお聴きいただきました。SPのアルテックのホーン、JBLウーファーの組合せは変更ありませんが、前回からウーファーの接続ケーブルを単線と撚り線のバイワイヤリングにして力強さと繊細さのバランスを改善してあります。ここでは下記のようなクラシック、ジャズ、ロックのCDを再生いたしました。今回は特にお客様の持参されたフランク・ザッパの万華鏡のような多彩な音色、リズム、音階が次々に繰り出される音楽で独特の世界が繰り広げられ陶酔しました。またブラジル音楽の巨匠であるエルメート・パスコールの音楽も力強い生命力と自然賛美が感じられる、欧米の音楽とは違う土着的、自然発生的な音楽が堪能できました。試聴会ではこのような新鮮な発見があるのが楽しみの一つです。

クラシックではバッハのオルガンやモーツァルトのフルート協奏曲、ロックではスティング、キングクリムゾンなどハードなものも再生し、出力管845の音楽ジャンルを問わず、低域の力強さ、中高域の伸びや煌びやかな音色、繊細さと全体のダイナミックな響きを楽しんでいただけました。

(大変盛り上がり何と5時過ぎまで延長!帰さなかったわけではありませんので念のため)

次回は8.12(土)13-15:30ですので、是非おこしください。